
今回のテーマは、「メルカリで値下げコメントをうまく利用して購入にまで繋げる最強の返信テクニック」です。
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私は、せどりと中国輸入で物販ビジネスを7年経験して独立し、現在では、物販講師を勤めており200人以上の物販初心者の方をサポートしてきました。
そんな私がメルカリで値下げ交渉コメントが来た際の最強の返し方をご紹介します。
【メルカリ特有の値下げ交渉】
フリマアプリの性質を持つメルカリは、「◯円まで値下げしてもらえないでしょうか」という値下げ交渉が頻繁に行われます。
私もメルカリで販売していると、ほとんど商品に値下げ交渉というのがきます。
メルカリに関する質問を投稿できるメルカリBOXを見ても、様々な「値下げ交渉の例文」や「事例」が多く投稿され、活発に議論されているのがわかります。
それだけメルカリで商品を仕入れる人は、当たり前のように値下げ交渉をしますし、どう値下げ交渉するかを考えています。
一方このメルカリで出品する人の立場であれば、「値下げ交渉にどう対応していくか」頭を悩ませている人が多いのではないでしょうか。
そこで今回はメルカリ出品者の「値下げ交渉の返信や例文」また「断り方」などを具体的にお伝えしていきます。
【値下げ交渉に応じる場合と断る場合】
Amazonなどのネットショップに対しては、値下げ交渉をすることはありません。
ヤフオクに関してはたまに値下げ交渉がありますが、メルカリほど値下げを当たり前のように行ったりすることはないです。
「メルカリの裏側」をお話させて頂くとすれば、「せどり」などをされている方がメルカリで仕入れて、Amazonで販売するといった方法を使っておられまして、「定例文で値下げ交渉」をする人が多いのは、下げてもらった分「利益」になるからです。
なので挨拶のように買い手が頻繁に値下げを要求してきます。
買い手の値下げ要求に応じたくなければ、「値下げ交渉には応じません」とはっきり商品ページなどで示す必要があります。
メルカリに出品する場合は、「値下げ交渉に応じるか、応じないか」をはっきりと決めておきましょう。
断る文章一つによっても「値下げはできなかったけど購入」「こんな出品者から買いたくない」などに別れてしまうので、ある程度は慎重に行ってください。
将来せどりや転売を卒業して、物販をビジネスとして目指したい方にはよい練習の場になります。
【値下げ交渉に応じる場合と断る場合のメリット・デメリット】
このようにメリット・デメリットというのは相反しています。
このメリット・デメリットを考えた上で、「値下げ交渉に応じるのか」「断るのか」を決めてください。
どちらかというとメルカリの出品者は、なるべく販売機会の損失がないように値下げ交渉に応じる場合が多いです。
●値下げ交渉されたら…良い場合と断った方が良い場合●
まず「値下げ交渉に応じるべきか」「それとも断るべきか」それは価格設定に対する考え方によります。
Amazon物販の場合は「ライバルセラーの価格に揃える」必要がありますが、個人間取引であるメルカリは少し考え方が違います。
Amazonのように同じ販売ページでセラーが横並びになるわけではないので、同じ商品の最安値に合わせる必要はありません。
値下げ交渉に応じる場合は、当然のように値下げを求めるコメントが相次ぐので、「値下げを見込んだ価格設定」にしておく必要があります。
逆に値下げを見込んだ価格設定にしない場合は、「値下げ交渉には応じません」と表示していくのが重要になります。
【主な値下げ交渉のパターンと対応方法と例文】
値下げ交渉を見込んだ場合でも、なるべく高値で喜んで買ってもらうために、次に示すような、値下げ交渉のパターンをつかんでおく必要があります。
ある程度値下げされても構わない価格設定だとしても、ずるずると値下げして利益が出ないようでは元も子もありません。
代表的な値下げ交渉例と、その対応方法を示していきます。
「◯円まで値下げ可能でしょうか」という場合への例文
たとえば4,980円の商品を売る際に、「購入を考えています。4,500円でお願いできないでしょうか」と具体的な値段を提示して値下げ交渉するのは、おそらくもっとも鉄板のパターンではないでしょうか。
このような具体的な値段を示して値下げ交渉に対する判断基準としては、次の3つの返信パターンがあります。
①あらかじめ予想していた額に対する値引きの場合の返信例文
4,980円を4,500円という値引きの依頼は、ある程度は予想できることです。
「一番上の桁の数字が変わらないぎりぎりで値切ってくるだろうな」それでも十分利益が残るということであれば、値切られることを予想していて妥当な額で値引き交渉された場合は、断る理由はないでしょう。
この場合は、下記例文を使用します。
【提示された額で了承する場合の返信例文】
『◯◯様、お問い合わせありがとうございます。4,500円で了解しました。価格の変更をしますので、よろしくお願いします。』とそのまま返信して購入してもらう流れになります。
1回の交渉で相手は喜んで買ってもらえるし、自分は十分な利益で買ってもらえるので、気持ちの良い理想的な取引ができます。
価格を変更したら、購入者にその旨を伝えることを忘れないようにしてください。
【予想以上の値引き額の場合の返信例文】
自分が予想していた通りの額で取引ができるとは限りません。
例えば「4,980円を4,000円にしてください」といった場合、980円も値切られているわけですから厳しい場合もあるでしょう。
重要なことは、値切られても手数料や送料などを差し引いても納得できる利益となっているかです。
利益計算してみて納得できないほどに低い利益率となっている場合は、間を取る交渉が必要になります。
【間を取る交渉の返信例文】
『◯◯様、お問い合わせありがとうございます。送料が多くかかっているので、その価格で販売するのは厳しいです。4,500円でしたら販売できますがいかがでしょうか』と、このように返答しましょう。
この例文のポイントは、次の3つです。
①値下げに応じることができない理由を書く
上の例文の「送料が多くかかっているので」の部分です。ここは「値下げしたばかり」「他の同じ商品の出品者の価格より安い」「ほとんど未使用で状態が良い」など、正直に言える理由に言い換えれば良いでしょう。
2個くらいなら書いても構いません。
②納得できる価格を提示する
利益計算をしっかり行い、十分に元の取れる額を提示します。出品したばかりであれば、自己犠牲的に赤字ぎりぎりの額で了承しないようにしましょう。
③疑問形で返す
基本的にメルカリはコメント欄でやり取りをします。相手の返信を求める場合は疑問形で返すようにして、返信しやすいようにしましょう。
【大胆に値切ってくる購入者の場合の返信例文】
先の4,980円の商品の場合でいえば、「購入を考えています。3,980円即決でお願いできないでしょうか」と大胆に値切ってくる購入者も割と多いです。
この場合も重要なポイントは、「利益計算して納得できる利益率を担保できるか」です。
基本的には常識の範疇を超えた値引き額には応じないのが一番ですが、納得できない場合は、先に書いたように間を取る交渉が必要になります。
それで返信がなければ諦めるしかありませんし、しつこい値引き交渉が続く場合は丁重に断るかブロックをしましょう。
以下、断り方の例文を示します。
【値切りの断り方の例文】
『◯◯様、ご検討ありがとうございます。その価格では送料、手数料を含めますと赤字になってしまいますのでこれ以上の値下げはできません。お譲りしたい気持ちは山々なのですが、ご希望に添えず申し訳ありません。』
このように、あくまで角が立たないように丁寧に断るのが良いでしょう。
ただし、このやり取りについては、交渉の余地があると判断した場合に限ります。
あまりに極端な激安価格で値引き交渉をしてくる人には、スルー&コメント削除でも問題ないでしょう。
【「値下げしてくれませんか」だけのコメントに対する返信例文】
たまに具体的な金額を提示されずに、ただ「値下げしてくれませんか」とコメントしてくる購入者もいます。
ちょっと困ってしまいがちですが、その場合は値下げを見込んでも十分利益が見込める額を素直に提示しましょう。
【価格の提示されない場合の返信例文】
『◯◯様、コメントありがとうございます。4,780円までであればお譲りすることができますがいかがでしょうか。 ご検討いただけますと大変嬉しく思います。』
この場合も、相手が返信しやすいように疑問形で返すようにしましょう。
その後の値引き交渉については、具体的な値段を提示された場合と同様になります。
【「お気持ち値下げしてくれませんか」に対する返信例文】
購入者が「大幅な値引きは難しそうだけど、少しでも安く手に入れたい」と思ったときに、よく使われる値下げ交渉です。
ただ、出品者から見れば「お気持ちってどれくらい」という感覚になるでしょう。
その場合は、素直に本当に気持ち程度の値下げ価格で交渉するのが良いです。
十分な利益が見込めるからといって、10%も20%も値引きする必要はありません。
4,980円の商品で十分利益が見込まれるとしても、100円か200円程度の値引きで提案してみましょう。
【「気持ち値下げしてくれませんか?」の返信例文】
『◯◯様、コメントありがとうございます。それでは4,780円でいかがでしょうか? ご検討いただけますと大変嬉しく思います。』
ただ単価の安い商品を複数売る場合は、この気持ち程度の値下げが大きな痛手になるので注意が必要です。
5,000円を4,900円(2%OFF)と500円を400円(20%OFF)では、同じ100円引きでも注意をしてください。
「気持ち程度の値下げ」については金額ではなく、値下げ率で考えるようにしましょう。
【「2~3個買うので値下げしてくれませんか」に対する返信例文】
出品者が複数出品して売っている場合、まとめ買いする代わりに値下げを交渉されるパターンです。
ただ、単品だろうが、まとめ買いであろうが、重要なことは値下げしても利益が出るかどうかです。
納得できる価格であれば、即決で良いでしょうが、そうでなければ上記のように間を取る交渉が必要となります。
以下例文を示します。
【まとめ買いの提案に対する返信例文】
『◯◯様、お問い合わせありがとうございます。複数購入を検討されているとのことで、とても嬉しく思います。ただ、送料を含めても、その価格で販売するのは厳しいです。1個1,500円でしたら販売できますがいかがでしょうか』と返信しましょう。
【「箱なしの場合はおいくらですか」と聞かれた場合の返信例文】
「丈夫な箱で丁寧に梱包しなくても良いので、送料分安くなりませんか」「商品の箱や説明書まで不要なので、その分送料が安くなりませんか」という趣旨の値下げ交渉です。
送料をカットできるのであればお互いメリットですが、その分傷がつきやすくなったり、型崩れを起こしたりする不安があります。
梱包の不安をなくすため、以下のような例文で返信するのが良いでしょう。
【箱なしの値下げ交渉の返信例文】
『◯◯様、お問い合わせありがとうございます。箱が不要である場合、送料を安くできますから4,780円で販売できますがいかがでしょうか。しかし、こちらで送料がかからない程度に梱包しますのでご安心ください。』
なお、この場合はあらかじめ商品説明で「箱あり」「箱なし」の販売価格を提示しておけば、取引がスムーズでしょう。
本日は「メルカリで当たり前に行われている値下げ交渉」を例文をもとにお伝えしました。
商品を早く売ろうと思うと、ある程度値下げ交渉に応じる必要があります。
値下げ交渉に応じないと商品説明で明記することもできますが、その場合はどうしても売りづらいことがあります。
今回のテーマは、「メルカリで値下げコメントをうまく利用して購入にまで繋げる最強の返信テクニック」でした。
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